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大阪へいってきた2

というわけで、またも関西にいってきました。

出張2日目の夜は、ぎりぎりの時間まで京都の某所で飲んで、割り勘の金も払わず(時間が押していて計算も間に合わないということで後からにしてもらったので、決して飲み逃げではありません)、大阪行きのJRに乗ったはいいが、どこやらで人身事故とのことで、快速が40分超の遅れ。各駅停車で大阪に着く頃には地下鉄はすでに終電のあと。寒い中を2キロ近く歩いて、肥後橋の宿にたどり着いたのは、午前2時近くでした。

多少こそばゆくなるような激励も受けながらの、楽しい夕べでしたが、色々とお話を聞くにつけ、新規で立ち上げた版元が生き延びていくのは、本当に至難の業だなと思わざるを得ません(京都には一人版元でとても素敵な本を出している出版社があります)。お金が入ってくるのは半年後なのに、出て行くお金はすぐなんですよね。とはいえ、応援してくれる人もいて、何とか取次口座も開設できた私たちは、格好つけたやせ我慢をしていられる分、幸せではあるのですが。

「勝ち組」などという唾棄すべき言葉は一生使うこともないでしょうが、それでも次へまた次へとつないでいかなくてはなりません。今回は神戸は三宮、元町と大阪のなんば、天王寺界隈、それに京都の郊外といった地域の書店さんを回らせていただきました。きちんと平積み、面出しになっているお店もあれば、「なんで、こんな広いスペースなのに1冊も入ってないの」という店もあり。もちろん、担当の方が悪いのではなく、認知されていない、つまりわがほうの営業が足りていないのがその理由です。現に、お話さえきちんとできれば置いていただけるし、多少なりとも売れてもいるわけですから。明日へと出版の糧をつないでいくために、手作りのPOPを右手に、書店行脚の旅は今日も続くのでした。

今回の旅で打ち合わせをさせていただいた企画は、来年の夏以降、形になっていくものばかりです。通底する気分を一言でいえば Nothing About Us Without Us という感じでしょうか。生き延びて、考え続けて、言うべきは言って、少しは風通しをよくしようと思っている人たちに伴走させていただければなと、あらためて思った、2泊3日でした。お会いした皆さんありがとうございました。風邪など引かずに乗り切りましょう。

さて、来週末は東北の地へと参ります。そのご報告はまた次回に……


PS:それにしても京都は寒いですねえ。某大学の生協食堂で70円のカップコーヒーを飲んでいると、学生3人組が、なにやらのアンケートとのことで、「京都の印象といえば」と聞いてくるので、当然のごとく「寒い」と答えました。それで終わると思いきや、「日本に観光でやってくる外国人のうち、何割が京都を訪れると思いますか」と聞いてくるので、「4割ぐらいかな」と答えると、嬉しそうに「15%を切るんですよ」とのたまうわけですが、あれはいったい何のアンケートだったのかしらん。もう一つ、京都の印象を述べよと言われたら、京大吉田寮や、同志社の学館ということになるのですが、まあ、それはあまり関係のないことではあります。

PS2:『やさしい介護 目で見る介護』→めでたく重版が決定しました!
   

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2006年12月01日 12:55に投稿されたエントリーのページです。

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