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2009年04月 アーカイブ

2009年04月21日

今週末はシンポジウムへどうぞ

ロタウィルスとやらに家族全員で感染してしまい、熱は出るは下痢はするはで一昼夜ほとんど食事も取れていない。事務所をあけるわけにも行かず、出てきて何とか仕事をしている。まあ、少しは痩せていいのかもしれない……。
いやいや、そうそう参っている訳に行かないのである。
今週末には、先週末出来てきた、『ケーススタディ障がいと人権』の出版記念シンポジウムが新宿である。その準備でてんやわんやなのだ。以下、概要。
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障がいのある仲間が法廷を熱くした!〜障がい者への権利侵害事例と法廷での闘い
『ケーススタディ障がいと人権』出版記念シンポジウム

日時  2009年4月25日(土) 午後1時30分〜4時40分(受付午後1時〜)
場所  新宿区立産業会館[BIZ新宿] 
    〒160-0023 新宿区西新宿6-8-2 筺03-3344-3011
    東京メトロ丸の内線「西新宿駅」より徒歩5分
    都営地下鉄大江戸線「都庁前駅」より徒歩10分
主催  障害と人権全国弁護士ネット
参加費 1000円(当日は手話通訳があります)
問合せ先 黒嵜隆弁護士 フロンティア法律事務所 筺03-6912-3811 Fax.03-6912-3812

 障害のある人が、権利救済を求めるときに、大きなハードルがあります。
第1に、法制度が障害のある人に対する配慮を義務付ける内容になっていない中で、
これを突破する弁護士を探す必要があること、
第2に障害のある人自身が自分の考えを持って裁判で闘う決意をしなければならないこと。
 このシンポジウムは、『ケーススタディ障がいと人権』(生活書院4月中旬刊行)の出版を記念して、法的制度的ハードルを突破しようと取り組んだ弁護士と、自ら決意し、法廷を熱くした障害のある原告が、呼びかけます。
 あなたも、権利回復に立ち上がって下さい。我々が支援します。


プログラム
司会者挨拶   黒嵜隆弁護士   
主催者開会挨拶 竹下義樹弁護士  

第一部 障がいのある仲間が法廷を熱くした!〜当事者と担当弁護士による事例報告
13時45分〜15時25分
ー契戸楔邀惺酸教育事件 日暮かおるさん+伊藤敬史弁護士
⇔詭攣抉臠饒幣戞[詭攘票さん+藤岡毅弁護士
視覚障害のある高校数学教師の解雇及び休職命令無効事件 窪田巧さん+清水建夫弁護士
JR高架駅エレベーター訴訟 宮崎茂さん+池田直樹弁護士
  (休憩)
第二部 障害者の権利条約批准への動き、差別禁止法の制定への流れ
15時40分〜16時20分
報告者 池原毅和弁護士

シンポジウムのまとめ 池田直樹弁護士 
主催者閉会挨拶 清水建夫弁護士 
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出来上がってきた本をあらためて読み返してみると、どの事例も障害と障害者への偏見・差別がベースにあって、いまなお障害者(児)を喰いものにする連中がいかに多く、刑事事件にしてもそこにいたる背景・歴史を見れば、社会的支援がきちんとその過程で入っていれば、そうはならなかったということが良く見えてくる。裁判員制度の導入が目前にせまった今だからこそ、偏見を排し、障害者(児)がおかれて来た/いる現実をきっちり認識するために、是非ご一読願いたい。定価は3000円+税。今週末のシンポジウムでは刊行記念で特価販売の予定です。

シンポジウムでは事件の当事者と担当した弁護士がコンビを組んで報告します。是非お出かけ下さいますように。

2009年04月30日

雨の日は外に出て

山下久美子の唄は結構いいのだけれど、雨でも外に出てきてほしかった、先週の土曜25日のシンポジウム、おかげさまで主催者発表の上乗せ数字でもなんでもなく、80名超の参加者を得ての熱気あふれる集まりになりました。久しぶりで墨・朱墨・刷毛でフリーハンドの後ろ幕を描いたかいがありました(後ろ幕に一個誤植があったのはご愛嬌ということでお許しを)。

第一部の報告では当事者の方々の生の声が何よりも事件の本質をズバッと言い表し、また担当弁護士のコメントも短い時間ながらも的を射たもので、活発な質疑応答もあって、あっという間の2時間弱。また第二部では池原弁護士が、それこそ人権とは何か、そして障害者の権利が法的な分野、国際人権の分野できちんと話されだしたのは、実はそんなに昔のことではないことなどなど、はじめて知る内容も実は多く、あらためての「勉強」になるものでした。

通して、なかなかに個別の闘いは厳しいものはあるにしろ、やはり闘わずしてかちとれるものは少なく、闘えばなにかしらの穴は穿つことができる、穴がぼこぼこあいていけば、まあ度し難いとしかいいようがない世間もちょこっとずつは変わっていくのだろうと、そんなことをあらためて確認する場になったようです。池田弁護士からは関西でもこういう場をという声が早くもあがっていました。色んなところで、こんな風にやってきたし、やっていこうと思っている、ということの交流はあったほうが、やはりいいですね。

というわけで、そのシンポジウムの元となった本『ケーススタディ障がいと人権』、書店さんにちょうど並んだところです。新型インフルも心配ではありますが、世の中、それはそれとして、ほうっておけないことは他にもたくさんあります。そんなことを考えるための具体的事例がいっぱい詰まっています。連休は本も是非お読みくださいますように。

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