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【2007年2月25日刊行】「障害=ディスアビリティ」とはいかなる社会現象か?
 障害をめぐる既存の概念装置への再考を目指す、気鋭の社会学者による決定的論考!
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星加良司【著】
障害とは何か
──ディスアビリティの社会理論に向けて
四六判上製 360頁 ISBN 978-4-903690-04-9 3150円
(書評情報:『図書新聞』2007年5月5日号[評者:岡原正幸さん]/『季刊福祉労働』2007年116号「障害学の世界から」[評者:長瀬修さん])

第9回損保ジャパン記念財団賞受賞作〈著書部門〉
障害とはどのような社会現象なのか? 多くの人が納得してしまいがちな、視力が何々以下だから大変だといった生理学的な障害の定義ではなく、社会現象として障害を捉える立場から、障害を社会的に生成・構築されたある種の不利や困難として描くという大テーマに正面から向き合った精緻かつ誠実な探求。既存のディスアビリティ概念の紹介やその応用ではなく、より適切に障害者の社会的経験を表現するための積極的な概念装置の組み換えを目指す、気鋭・全盲の社会学者による決定的論考。


【目次】

序章 今、なぜ「障害」を問うのか
 ディスアビリティという主題/本書の構成

第1章 ディスアビリティ理論の現在
 ディスアビリティ理論の到達点/ディスアビリティ理論の行き詰る地点

第2章 ディスアビリティ理論の再検討I
 「社会モデル」の論理構造とその限界/ディスアビリティ理解の再編I:不利益の意味をめぐって/更新される不利益

第3章 ディスアビリティ理論の再検討II
 不利益の規範的特定の試み/立岩のプロジェクト/ディスアビリティ理解の再編II:不利益の位置をめぐって

第4章 ディスアビリティとインペアメント
 ディスアビリティの非制度的位相/新たなディスアビリティ概念

第5章 ディスアビリティ解消の実践と論理
 制度的位相におけるディスアビリティ解消/非制度的位相におけるディスアビリティ解消/ディスアビリティとインペアメントの「社会モデル」

終章 ディスアビリティの社会学に向けて
 ディスアビリティ理論への貢献/社会学に何ができるか