はじめに 山口(中上)悦子
第1章 病院という名のコミュニティを再生する
■座談会 創造的な場をきりひらく 森合音×巽花子×杉山暁子×神田美子
■“アートな”ボランティア活動──病院本来の目的にはない「楽しさの追求」を目的として 李永淑
■小児科病棟をミュージアムに 犬飼岳史
■病院環境のヒューマナイジング──学生によるホスピタルアート活動を通じて 鈴木賢一
■アートもクスリ──「入院して儲かった!」を合言葉に ゴウヤスノリ×飯田紀子×山口(中上)悦子
■病院におけるアート・マネジメント──「アーティスト@「夏休みの病院」を事例に 中西美穂
■まとめ 隔てつつ接続していくための境界設計 坂倉杏介
第2章 医療の質を問いなおす
■対談 生きることに向き合う病院経営とは?──質の高い“療養の場”、“働く場”のプロデュース 中川義信×西田朗
■対談 病院という場の多様性をいかに育むか、守るか?──医療とアートの仲人 奥村伸二×平井祐範
■病院にうるおいを──職員の思いとアートをどうつなぐか 長島明子
■総合芸術の場としての病院 糸井和幸
■まとめ 生きることへ向き合う創造、挑戦、そして越境 山口悦子
第3章 医療とアートの未来をみる
■対談 病院が育てる新しいアートとデザインとは?──ホスピタリティアート・プロジェクトから見えてきたもの 高田重男×横川善正
■ヒーリング・アート──制作活動を通じた美術大学の人材育成 山野雅之
■HAPii+──京都造形芸術大学とNPO・病院が取り組むひとづくり 北村英之
■まとめ コミュニティをフィールドに、創造の力を育てる学びのスタイルへ 齋藤啓子
おわりに 森口ゆたか