★【2008年7月29日刊行】2008年5月3日、条約発効！──国際人権における新たな歴史の
始まりを告げ、社会全体の変革を明確に促す画期的な内容を持つ本条約について、策定過程
に参画した第一線の執筆者がテーマごとに詳説。日本における展望を示す

長瀬修（東京大学）・東俊裕（熊本学園大学）・川島聡（東京大学）【編】
障害者の権利条約と日本
──概要と展望

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A５判上製　312頁　ISBN 978-4-903690-23-0　2940円
（書評情報：『DPI われら自身の声』24巻2号［2008年］／『部落解放』607号
［2009年］［評者：松波めぐみさん］）
（帯付き書影拡大）

すべての障害者に基本的人権と平等を保障する「障害者の権利条約」が2006年12月13日国連総会で採択され、07年9月に日本も署名。08年4月3日には批准国が20ヵ国となり、世界人権宣言から60年、国際人権規約の採択から約40年を経て、08年5月3日に発効。
── 21世紀における障害者の法的状況を根幹から変革させ、あらゆる社会参加への機会平等を可能なかぎり促進させる本条約について、日本側からの参加者を含む第一線の執筆者がテーマ・条文ごとに詳説。日本における条約の理念の実現に向けて、いま何が必要とされているかを論じる。

【目次】

はじめに（編者）

第1章　障害者の権利条約の成立（川島聡・東俊裕）

第2章　障害に基づく差別の禁止（東俊裕）

第3章　強制医療・強制収容（山本眞理）

第4章　司法へのアクセス（東俊裕）

第5章　手話・言語・コミュニケーション（高田英一）

第6章　教育（長瀬修）

第7章　労働（松井亮輔）

第8章　自立生活（崔栄繁）

資料　障害のある人の権利に関する条約（英語正文／政府仮訳／川島＝長瀬仮訳）
　　　障害のある人の権利に関する条約の選択議定書（英語正文／川島＝長瀬仮訳）