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「親亡き後」という言葉が私は嫌いです。でも、口に出すことができませんでした。どうして言えないのか。私の口をふさぐものは何なのか。

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福井公子【著】
障害のある子の親である私たち
──その解き放ちのために



四六判並製  232頁  定価1400円(税別)  ISBN4-86500-015-3
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障害がある人は家族が面倒をみて当たり前、そんな貧しい福祉をカモフラージュするのが、美談や家族愛の象徴として捉えてきた社会の眼差し。そしてその眼差しをそのまま内在化させ疲弊していく多くの親たちがいる……。
重い自閉の子をもつ筆者が、親同士のおしゃべり会を通して気づきを深め合ってきた、「私」のそして「私たち親」の息苦しさとその解き放ちの物語。
 

【目次】

まえがき  
                 
第1章  とらわれる──「障害のある子の親」という呪縛
            1  視線
            2  愛の絵カード
            3  働きたい
            4  ケータイ
            5  家
            6  しおらしい
            7  支配
            8  チョコレート
            9  無償の行為
            10  冬のひまわり
            11  私たちのこと
 
  第2章  むきあう──子ども・障害・社会
            1  親でいいのだ!
            2  向精神薬
            3  距離
            4  悪い人がいない……
            5  絶望
            6  自戒
            7  キリン
 
  第3章  超える──成長・発達・働くという神話
            1  運動会
            2  まるごとの受容
            3  「母よ!殺すな」
            4  気づき
 
  第4章  惑う──時代という流れの中で
            1  地雷
            2  進化
            3  支援
            4  勝ち組・負け組
            5  予言
            6  時代
            7  これから……
 
  第5章  解き放ち──母親同士の語りをとおして
            1  心のケア
            2  私は私のままでいい
            3  「私たちとは違う」
            4  感情
            5  解放
            6  「私」から「私たち」へ
            7  「私」
            8  家族支援ワークショップ
            9  社会的圧迫
 
  第6章  向かう──あるべき社会へ
            1  批判
            2  勇気
            3  虐待
            4  ○○計画
            5  水戸黄門
            6  安心安全
            7  巣立ち支援
            8  振り子
            9  どうしたら?
            10  忘れないで欲しいこと
            11  ニーズ
            12  「親亡き後」その言説を超えて
            13  心配
 
  挿入詩
       自分の感受性ぐらい/おかあさんが偉い!/なみだ/“先輩”のこと/ゆ・れ・る/孤立/
       一歩進むために/人は必ず成長する!?/あきらめる/誇り/ぶらんこ/ジコケッテイ(自己決定)/
      「人間」宣言!/カレーのCM/私は私のままでいい/セイタカアワダチソウ
 
  あとがき
 
  付 録
       あなたの夢プランシート
       どんな気持ちもあっていいワークシート
       話し合いワーク つらかった体験:テーマ例
       親のホンネチェックシート