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「問題のある人」「迷惑な人」を特定する社会のあり方、特定の人たちにとって過剰に生きにくい社会のあり方にこそ問題は潜んでいる

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津田英二【著】
物語としての発達/文化を介した教育
発達障がいの社会モデルのための教育学序説



四六判並製  280頁  2300円(税別)  ISBN978-4-86500-001-6 
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「問題のある人」「迷惑な人」を特定する社会のあり方、特定の人たちにとって過剰に生きにくい社会のあり方にこそ問題は潜んでいる。
   他者との葛藤をノイズとしか考えられない生き方、寛容を忘れかけている社会のあり方にメスを入れ、発達障がい者を生きにくくさせているものとは何かを考えるために、発達を関係の物語として捉え、人間と文化との相互作用こそが教育だという観点を導入する教育学の新たな模索。
 


【目次】

はじめに

第1章 発達と社会変革への問い
          1 「あるがまま」の両義性
          2 カテゴライズの両義性
          3 社会が変わるとはどういうことか

第2章 発達とは何か
          1 社会通念としての発達
          2 関係の物語としての発達
          3 関係の物語による人生の描き方
          4 改めて発達とは

第3章 発達障がいを「社会モデル」で捉える
          1 発達障がいの「個人モデル」とその功罪
          2 発達障がいの「社会モデル」とその限界
          3 療育の捉え方
          4 社会が変わるということについて

第4章 文化を介した教育から考える
          1 学校教育を相対化する
          2 文化を介した教育
          3 文化を介した教育と発達障がいの問題

第5章 インクルーシヴな社会へ向けて
          1 インクルーシヴな社会に向かう実践のイメージ
          2 「共に生きる」こととインクルーシヴな社会
          3 インクルーシヴな社会に向かう教育

第6章 都市型中間施設の構想
          1 都市型中間施設とは何か
          2 「都市型中間施設」の具体的イメージ

おわりに
主要参考文献 
索引