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生存学、リスタート!

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立命館大学生存学研究センター【編】

生存学 Vol.5
特集1:生存学、リスタート/特集2:生存のマイナーテクノロジー



A5判冊子  288頁  本体2200円(税別)  ISBN978-4-903690-91-9 
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5年を終え次の10年へ、「生存学」はどこへ向かうのか。この国に起こったこと、その基礎的な情報を継続して中断せず積み上げていくこと。それを世界をも視野に入れ発信していうこと。多様な研究の担い手を組織し教育していくこと……より開かれた形で構成されたリスタート第5号!
 


【目次】

特集1 生存学、リスタート
        はじめに 立岩真也 五年と十年の間で
        1  アーサー・W・フランク  生の技法としての「自分を持ちこたえること」──同伴者としての物語とナラティヴ分析についての省察」(訳:有馬斉)
        2  上野千鶴子  ケアの社会学──当事者主権の福祉社会へ
        3  栗原彬  3.11論──人間の復興のために(聞き手:天田城介)
        4  林達雄  アフリカから日本へ──対等感の生まれる機会に(聞き手:新山智基)

特集2 生存のマイナーテクノロジー
        1  ジェイムズ・パウダリー  アイライター──これで、麻痺した人も、あなたの街で落書きできる(聞き手:松原洋子・加藤有希子、訳:加藤有希子)
        2  松原洋子  パウダリーインタビュー解題
        3  堀田義太郎  重度障害者用意思伝達装置の開発・供給と政策について

論文
■テクノロジー/アート
        1 福田一史  ビデオゲーム産業におけるイノベーションと企業家の役割──ベネッセコーポレーションのデジタル教材事業を事例として
        2 加藤有希子  芸術は生存に関われるか──エネルギー論からみるアート
■ままならない心身
        1 後藤玲子  統合失調症をもつ人の<家族世界>
        2 小西真理子  共依存と病理性──アルコホリックの妻を追う
        3 田中壮泰  グレーゴルと女性たち──介護文学としての『変身』
        4 秋吉大輔  寺山修司にみる「吃る」ということ
■医療/配給
        松田亮三  「終末期医療」の「配給」をめぐる議論に向けて──日英の対比から
■感情/社会
        崎山治男  社会と感情が交錯する地点に向けて──〈生存〉との対話を通して
■正義/承認
        ポール・デュムシェル  平等と承認(訳:金城美幸)
■震災/情報
        小林宗之  大地震と号外──地震発生第一報の変遷

国際研究調査報告
        堀智久  日韓障害学国際研究プログラムを振り返って
        長谷川唯  スイッチ研の韓国訪問
        吉田幸恵  日本と韓国のあいだで──イクサン・ソロクト訪問と第2回障害学国際研究セミナー開催報告
        大野真由子  躍動する韓国──CRPS(複合性局所疼痛症候群)訴訟に情熱を注ぐ弁護士へのインタビュー
        渡辺克典  障害者をめぐる日韓組織連携への取り組み
        片岡稔  プロジェクト・マネジメント
        有馬斉  アーサー・W・フランク先生と京都でご一緒して学んだこと幾つか
        大野真由子  “ナラティブ”をテーマとしたシンポジウムについての語り──国際シンポジウム「病の経験と語り:分析手法としてのナラティブアプローチの可能性」の参加記録
        篠木涼  心理学史再読、映画による心理テスト、可視化──ボストン公共図書館とヒューゴー・ミュンスターバーグ・コレクション調査報告
        川端美季  2011年夏、ベルリンで──IALMH報告・ドレスデン衛生博物館・ベルリンPublic Bath探訪
        箱田徹  ビッグ・ソサエティへの異議申立とフーコーの応用的な読解──ケンブリッジでのカンファレンス報告
        中倉智徳  現実を創り出していくために──M.ラッツァラート氏を招いて
        新山智基  ガーナ共和国の社会調査および医療関連調査報告
        磯邉厚子  緑に映える白い点模様──今とこれから

表紙の写真:渡邉あい子